大塚商会、NEC、サイオスが業務継続ソリューションで協業

―従来比3倍の高速自動バックアップシステムを製品化、大容量データにも対応―

平成22年2月9日第2208号

株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司 以下、大塚商会)、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫 以下、NEC)、およびサイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多 伸夫 以下、サイオス)は、業務継続ソリューションで協業します。

本協業に基づき、3社はファイルサーバパック「TWIN NAS 2TB(ツイン ナス 2テラバイト)パック」を開発しました。従来比3倍の速さでの高速自動バックアップ(※1)ができ、障害時のサーバ切り替えもスムーズです。これにより、業務継続を目的とした信頼性の高い、高性能かつ低価格でのバックアップシステムの導入が可能となります。本パックは、NECの NAS(※2)製品「iStorage NS49P」、サイオスのデータ複製ソフト「DataKeeper for TWIN NAS」、さらに、大塚商会の保守サポートがセットになっています。

「TWIN NAS 2TB」は、2010年3月より大塚商会が販売します。

企業が扱うデータ容量は年々増加しています。しかし1TBを超える大容量のデータでは、バックアップとリストアにかかる時間とコストが課題となり、円滑な業務継続を実現することが難しいのが現状です。

「TWIN NAS 2TBパック」では、国内NAS市場で2007年、2008年の2年連続台数シェアNO.1のNEC製 NAS製品(※3)から「iStorage NS49P」を採用。RAID5(※4)およびホットプラグ(※5)に対応しており、万が一のハードディスクの障害時においても、ファイルサーバの連続稼動およびデータの保全が可能です。また、オプション追加で電源、ファンの冗長構成をとることもでき、より信頼性の高いファイルサーバ構成が可能です。

また、大塚商会の保守サービス「たよれーる」では、サーバの障害監視・通報サービスを提供しています。万が一、稼動サーバに障害が発生した場合は、エンジニアが訪問し迅速に稼動サーバから待機サーバへの切り替え作業を行います。

稼動サーバに保存されたデータは、「DataKeeper for TWIN NAS」により、あらかじめ設定した時間に自動的にバックアップされます。これは、サイオスが本パック専用に新たに開発したもので、ディスクの中で更新されたデータ領域のみバックアップすることができます。この機能により、フルバックアップをすると一晩かかっても完了できないような大容量のデータも短時間でバックアップし、フルバックアップと同等の状態にできます。また、ファイルデータだけでなくファイルのアクセス権やフォルダの共有設定などの付加情報もバックアップできます。

(※1)サイオス検証による。

(※2)NAS(Network Attached Storage)とは、既存環境に対する変更を加えることなく大規模なファイルサービスを提供する、ネットワーク接続型ストレージに特化したアプライアンスサーバ(単機能サーバ)のことです。
一般的にNAS は非常に導入が容易で、ユーザはネットワーク管理やOS に関する広範な知識がなくとも、NAS をネットワークに接続、電源を投入し、最小限のセットアップ作業を行うだけで運用を開始することができます。

(※3)出典: IDC Japan, Quarterly Disk Storage Systems Tracker 2009Q3

(※4)RAID (Redundant Arrays of Inexpensive Disks)とは、あらかじめ記憶すべきデータと障害回復のための冗長データを複数のハードディスクに分散して格納することで、万が一のハードディスクの障害時においても、サーバの連続稼動およびデータの保全をサポートする技術です。

(※5)コンピュータの電源を入れたまま、ハードディスクを抜き差しできる機能です。ファイルサーバ運用中でも障害のハードディスク交換が可能です。

運用イメージ図

運用イメージ図

「TWIN NAS 2TB」概要

構成NEC製 NAS製品「iStorage NS49P」×2台
サイオス製 データ複製ソフト「DataKeeper for TWIN NAS」×2
大塚商会たよれーる保守
価格198万円~(税別)
保守料 327,600円/年~

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株式会社大塚商会 サーバ・ストレージグループ
電話:03-3514-7582
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